CSR(斜め引張形すべり試験機)

東工大式滑り試験機、測定値はCSRと呼び、摩擦係数値ではなく、すべり抵抗値と呼ぶ歩行動作の条件(鉛直荷重・初期引張り荷重・前置時間・荷重速度)で、滑り片を斜め上方に引っ張った時の引張荷重・時間曲線からすべり抵抗を算出する。

携帯型すべり試験機【Model:OH-101/SerialNO.:111-042/Maker:東北測器】ONO・PPSM

【すべり片を斜め上方に引っ張ったときの引っ張り力から算出】

CSR

【すべり抵抗値測定(CSR)】【製品仕様:OH-101】

【測定値表示単位】

CSR(Coefficient of Slip Resistance)値

CSR=0.00(最小値)~0.99(最大値)

 【測定原理】
床面と接触する面積が30c㎡のすべり片に、20 kg の荷重をかけて斜め上に引っ張り、滑り抵抗値を測定する

 


すべり抵抗値(CSR)の算出法
CSR=表示数値/196
=荷重計(ロードセル)の値 Kgf(又はN)/20Kgf(又は196N) 

n すべりの評価指標
【すべり最適値及び許容範囲】(但し:測定機製造メーカー指標

CSR安全数値範囲

評価分類(条件)

0.40~0.9

下足で歩行する場合(靴、サンダルなど)

0.35~0.9

上足で歩行する場合(靴下、スリッパなど)

0.45~0.9

素足で歩行する場合

0.50~0.9

傾斜路部分

※歩行者の安全性と快適性を評価軸にした、建築物の床面を測定する試験方法
※人間の動作・感覚を取り入れた評価方法