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  防滑改修で安全な「ソグナップ」の床

防滑改修で安全な「ソグナップ」の床

     
 
page-icon ソグナップについてご説明します

『防滑改修工事』とは

『防滑改修工事』とは

ソグナップ施工前
石、タイルの表面には、もともと微細な穴が開いています。その表面に防滑改修液剤「ソグナップ」を塗布することにより、
元来開いている穴を少し広げたり、穴の数を増やしたりする加工のことです。


施工後
7~10マイクロメートルの大きさに穴が広がります。開いた穴の大きさは幅、深さとも7~10マイクロメートル程度で肉眼では確認できません。使用する液剤は水溶性で、加工後、水で洗い流しますので、床面には一切残りません。コーティングではありませんので、磨り減って効果がなくなるということはございません。


電子顕微鏡写真:御影石 本磨き仕上げ 倍率3000倍 

なぜ滑りがとまるのか

なぜ滑りがとまるのか

 コップに溢れるほどの水を入れ、ガラスでふたをしてそっと持ち上げると、コップも一緒に持ち上がります。これは、コップの水とガラスとの間に表面張力が働き、吸盤状態になるからです。7~10マイクロメートルの穴をコップに例えると、足の裏がガラスの役割を果たします。水に濡れた時、特に効果を発揮します。石自体の磨耗度はほとんど変わりません。


表面張力とは?
水の原子の電化(―)と(+)はくっつきやすい性質がある為、水の分子同士の結合が生まれる。つまり、水の分子が引き寄せ合い、離れるのを防ぐ時、表面張力の効果が生まれます。

防滑改修の特徴

防滑改修の特徴


  1. タイル、石材等の床が水に濡れても滑りません。
  2.  
  3. 現状のタイル、石材等の床材に施工できます。
  4.  
  5. 防滑効果の強弱を選択できます。
  6.  
  7. 床材が磨耗しない限り効果が持続します。
    (現場条件によりメンテナンスは必要)
  8.  
  9. 現状の景観をほとんど変えません。


防滑改修の対象床材

防滑改修の対象床材

〔対象床材〕
磁器タイル(セラミックタイルを含む) 各種石材


他の工法との比較

他の工法との比較


  ソグナップ施工 バーナー加工 コーティング テープ・シール
  ソグナップ バーナー加工 コーティング
テープ・シール
美 観
現状の石・タイルの美観を殆ど損なわない。但し鏡面仕上げの場合は光沢に若干の変化が生じる場合がある。 目視で凸凹が明確に判る。高低差が大きい為、床材表面の美観は著しく変化する。光沢は失う。 床材表面が塗料で覆われている為、美観は全く変化する。 部分的に貼り付ける為、目視で明確に判る。
効果と持続性
水に濡れた時、特に効果を発揮(滑り抵抗値試験:後述参照)。施工の前と後で歩行接地面が変わらないので、床材自体の磨耗度も殆ど変わらず。効果の持続性は3~5年(歩行頻度により異なる)。 乾いている時、水に濡れた状態の時の両方に効果あり。凸凹の高低差が大きい為、新しい時期の効果は高いが、凸部が磨耗してくると効果が下がる。耐用年数は短い。 コーティング材の種類により持続性は様々。塗料と床表面の接着性・膜厚状況によっても異なる。また、骨材が磨耗すると滑りやすくなる場合がある。 局部の処理として効果あり。テープ・シールの接着性により効果の持続力は異なる。歩行頻度により磨耗が激しく剥がれ易くなる。またテープ・シールの端からゴミ・汚れが癒着すると剥がれ易く、広範囲の処理が難しい。
処理後の

ンテナンス
通常行っている清掃でOK。デッキブラシ、ポリッシャーを使用して清掃するのが良い。風呂場、プールサイド等は脂肪を分解する洗剤が必要。ワックスは不可。 凸凹が大きい為ゴミが溜まり易い。ゴミが除去しにくい為、清掃に時間がかかると共に、衛生面・美観に課題がある(使用される場所が限定される)。 剥がれたり磨耗してくると、その部分から汚れが入り衛星面に難がある。また、塗り替えの際の剥離作業が大変である。 ゴミや汚れが付着し易く、取りにくい。
環境上の
留意点
処理液剤は酸性の混合液使用(普通物)。
水素イオン濃度(ph数値)の確認が必要。
ブラスト工法等と同様に既存施設の処理として難あり(安全性等々)。 第4種危険物。コーティングの成分により安全性が異なる。
VOC(揮発性有機化合物)など。
特になし。

滑りに関する条例

 滑りに関する条例

『東京都福祉のまちづくり条例』には、「歩行者の安全性及び快適性を確保するため、 平たん性、滑りにくさ、水はけのよさ等を考慮し、舗装材料を選択すること」とあります。

またその基準として、「滑りにくさの目安として、湿潤状態のすべり抵抗値BPNが40以上であることが望ましい」と 具体的数字で規定されるようになりました。

滑り抵抗値測定のご案内

滑り抵抗値測定のご案内

貴社・貴方の床の安全度を、世界で認められている3種類の測定機で測定させていただきます。
測定結果につきましては、報告書を作成させていただきます。


名称
BTST
BTST測定機

【動摩擦係数測(DCOF)】
CSR
O-Y・PSM測定機

【すべり抵抗値測定(CSR)】
TLIRAB
TRILAB
スリップメータ測定機
【静摩擦係数測定(SCOF)】

数値表示単位
BPN(British Pendulum Number)
BPN=0.00(最小値)~150.0(最大値)
CSR(Coefficient of Slip Resistance)
CSR0.00(最小値)~0.99(最大値)
μs(静摩擦係数)
μs=0.00(最小)~1.73(最大・tan60℃)
安全数値範囲
35以上 0.4~0.9  0.5以上
測定原理
振り子の先にゴム製のスライダーを取り付け、振り子が振り下ろされたときのスライダーが、測定面を通過するときの抵抗を読み取る。 床面と接触する面積が30c㎡のすべり片に、20㎏の荷重をかけて斜めに上に引っ張り、滑り抵抗値を測定する。 測定対象面に接触子を介して鉛直方向から荷重を加え徐々に加圧シャフトを傾け、接触子が滑り始めた角度をθとして摩擦係数μsを表示。

滑り抵抗値について

滑り抵抗値について

『東京都福祉のまちづくり条例』での『滑りにくさ』の目安として、 ASTM E303という試験方法で測定したBPNという単位の値を採用しています。

ASTM E303(英国式振り子抵抗試験機を用いる表面摩擦特性の測定法)
英国の道路研究所で表面の滑り抵抗を測定する目的で開発されたもので、日本道路公団、日本道路協会等が調査に採用しており、現在屋外で使用される床材の評価として、最も普及しているものです。

BPN (British Pendulum Number)
滑り抵抗値を示す値。
現場もしくは試験場において測定を行う。『東京都福祉のまちづくり条例』には、『BPN40以上が望ましい』と明記してあります。
防滑改修 ソグナップで施工した場合の試験結果

試験日 平成16年7月13日
試験場所 財団法人 全国タイル検査・技術協会 岐阜試験室
試験規格 ASTM E303
試験条件 室温 21℃  湿潤時水温 21℃
供試品 磁器質施釉床タイル 330×330×8mm

試験結果グラフ

加工前 加工後
試験の状態 滑り抵抗性 平均値(範囲) 試験の状態 滑り抵抗性 平均値(範囲)
乾燥状態 1 70(70~71) 乾燥状態 1 92(91~93)
2 64(64~65) 2 97(97~98)
3 72(72~73) 3 93(93~94)
湿潤状態 1 18(17~19) 湿潤状態 1 78(77~78)
2 19(19~20) 2 79(79~80)
3 21(20~22) 3 80(79~81)

上記のように湿潤状態で
「BPN40」を満足させています。


保証について

保証について

保証期間
滑り止めの保証期間は3年です。(但し大理石・テラゾタイルは1年とさせていただきます)
施工終了時に保証書を発行いたします。
アフターフォロー
保証期間3年間は定期的(施工半年後、1年後、2年後)に無償にて現場検査を行います。
検査の際、測定機を用いて数値を測定いたします。
(BPN測定は主に歩車道・CSRは主に人の歩行に関する場所・住宅や商業施設の床) 
従来の個々の人間の勘に頼る体感方式では「滑り止め」の感覚が一定せず、品質保証に弊害をきたす可能性があります。
弊社では、測定機を用いて、安全に施設をご利用いただくための基準を、感覚の判断から目で見える数値として管理し、確実に安全を判断できるシステムを取っております。 その上で、滑り止めの効果を長持ちさせるために、必要に応じてメンテナンス洗浄を行い、洗剤の使い分け、効率的な清掃の方法、汚れの原因等々、お客様とのコミュニケーションを常にはかり、アドバイスさせていただいております。

転倒事故の現状

転倒事故の現状

国土交通省研究所が、人口の高齢化に伴って20年後には5000人近い人が、 街路や商業施設などの公共の場所での転倒が原因でなくなるとの推計をまとめました。  
詳しくはコチラをクリック
毎年、転倒事故により何人の方がお亡くなりになるかご存知でしょうか?
交通事故による死亡者数はニュースなどで話題になりますが、転倒事故に関してはご存知ない方が多いと思います。
下記の表をご参照ください。
 
死  因
死 亡 者 数
交通事故
9,048人
転倒・転落
スリップ、つまづき及びよろめき
による同一平面上での転倒
6,601人
3,790人
浴槽内での及び浴槽への転落による溺死及び溺水
3,756人
平成18年 厚生労働省

以上のように、交通事故の約3割に当たる約3,500人もの方が毎年お亡くなりになっています。その内約85%が65歳以上のお年よりの方で占められ、さらに年間約90.000人の方が転倒事故が原因で 寝たきりになっているというデータもございます。

普段は何も気にせず歩いている場所、例えばビルの玄関、廊下、階段などが、雨や水道水で水濡れ状態になると、 突然凶器に変貌することがあります。美観、デザインのみが重視されすぎたのが原因かもしれません。

今後の施設管理は、子供からお年よりまで全ての年代に優しい、ユニバーサルデザインが求められる時代であると思われます

労働災害の状況

労働災害の状況

東京労働局の労働者死傷病報告による死亡及び休業4日以上の災害データについて

下記の表をご参照ください。
 
事故の原因
死傷者数
交通事故(道路)
526人

転倒

1,296人
墜落・転落
1,150人
平成21年 1~10月 東京労働局 労働基準部安全課

労働災害の現状

平成21年度1月から10月の10ヶ月間の間に
東京労働局内で発生した死傷災害のデータによると
全体の20%に占める割合で転倒による労働災害が発生しています。

死亡及び休業4日以上の災害のトップは転倒なのです。

道路での交通事故は526人
墜落 転落は 1150人
転倒は 1296人

つまり東京都内だけでも
1日に4人以上の人が転倒による労働災害によって
死傷しているのです。

第三次産業での転倒事故が多いのにも驚きます。

なんとかひとつでも多く
転倒による事故を防ぎたい。

転倒による事故を防ぐために「ソグナップ」での防滑改修工事を
おすすめしております。
 

 

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